「“時代を先取りしていた”ではもはや足りない」『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』リー・ミラーに惚れ込んだケイト・ウィンスレット インタビュー映像解禁!

© BROUHAHA LEE LIMITED 2023
4月17日(木)

映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』主人公のモデルにもなった実在したひとりの女性、リー・ミラーの情熱的で数奇な運命を映画化した『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』より、主演・製作総指揮を務めたケイト・ウィンスレットのインタビュー映像が到着した。

本作でケイトが演じたのは、映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』主人公のモデルにもなった実在の女性報道写真家、リー・ミラーだ。『シビル・ウォー』では、キルステン・ダンスト演じるリーが、激しい戦闘が行われる真っ只中に突っ込んでいく姿が強烈なインパクトを与えていたが、それは決してフィクションに留まらない。実際のリーも、第二次世界大戦下、戦争の最前線でカメラを通して真実を訴え続けた偉大な報道写真家として名を刻み、さらにそれだけでなく、当時女性が行くことが許されていなかった戦争の最前線で活動する報道カメラマンとしての権利を勝ち取ったパイオニアでもあるのだ。


マン・レイ、パブロ・ピカソ、ココ・シャネル、ジャン・コクトー、ダリ、コンデ・ナストら、錚々たる天才たちを魅了した彼女は、トップモデルから写真家へと転身。“真実を伝えたい、撮られるのではなくて”という想いに突き動かされ、多くの犠牲を払い、傷つきながらも声を挙げることを恐れず、歴史に残る衝撃的な事実を写した多くの写真を記録している。

そんな稀有な女性であるリー・ミラーについて、ケイトはもともと「知っているのは戦争報道記者だったという程度なの」と語り始める。しかし、リーに関するとあるテーブルとの出会いから、彼女の人生に惹かれて映画化を考え始めていたとかで、製作総指揮として本作のために費やした時間は8年以上にも及ぶ。当時を振り返り「私たちがこの映画の脚本を作っている最中に、世界は歴史的な変化を遂げた。変化のおかげで、リーの真の姿やほかの女性を支えてきたその在り方がより鮮明になった気がする。“#MeToo”運動も脚本の執筆中に起きたし、ウクライナで戦争も始まった。少し前の時代とは女性の言葉を聞く態度が大きく変わった」と明かし、だからこそ「リーの映画を作れることが誇らしい」、「本作を作れて心から誇りに思う」と今の時代にこの映画を届けられることへの想いを熱く語っている。


さらに「リーは当時よりも、今の時代の感性で生きていた。“時代を先取りしていた”ではもはや足りない。時代を間違えて生まれたと思えるくらい、リーは今の時代に合っている」と、リーという女性の生き方に想いを馳せ、行動力とエネルギーに溢れ、どんな困難にも立ち向かう力強さを持ったリーを心の底から尊敬しているケイトの様子が映し出される。アカデミー賞®をはじめ、数々の映画賞に輝くハリウッドのトップランナーであり、世界屈指の名女優として輝かしいキャリアを誇るケイト・ウィンスレット。ケイト自身も自ら声を挙げ、多くの人々を勇気づけてきた立場であるが、そんな彼女をもってしても、敵わないと思わせてしまうリー・ミラーの魅力とは…?
映像内では、映画を通し「難しい時代で生きている女性、特に若い女性たちには目標となる尊敬できる人が必要なの。正しい道を示してあげる、声の上げ方を教えてあげる、それこそがリー・ミラー。本当に頭が上がらない」と現代を生きる若者たちへ、そして女性たちへ向けた想いを伝える、ケイトの貴重なインタビューが到着した。

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』ケイト・ウィンスレット/インタビュー

5月9日(金)TOHOシネマズシャンテほかROADSHOW

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